2024.05~2025.03 ミッチェル筋肉エネルギーテクニック 脊椎胸郭編セミナー

日本オステオパシー学会では、筋肉エネルギーテクニックを創始したミッチェルインスティチュートの筋肉エネルギーテクニックをKai Mitchell先生による国際セミナーを2014年から開催してきました。
またThe Muscle Energy Manualの書籍の翻訳出版も行いテキストとして使用しています。
過去5回の国際セミナーの内容や、書籍から本来の筋肉エネルギーの詳細が分かってきました。
たんなる筋肉エネルギーではなく、創始者のミッチェルの筋肉エネルギー(MMET)を講義いたします。
オステオパシーではクライアントの制限を開放する方法がいくつも開発されています。スラストのようにクライアントのバリヤーを突破する原動力を術者が与える方法もあれば、間接法のようにバリアから離れるように身体をもってゆくことでクライアント自身の身体の矯正力を活性化する方法もあります。
筋肉エネルギーテクニックは、クライアントの体を精密にバリアに対してコントロールした状態で、クライアント自身に軽い力を入れてもらうことによってバリアを開放させます。
つまりクライアント自身の筋収縮を矯正の原動力として用いるテクニックで、外的刺激ではなく自分自信での統合も含まれた素晴らしい技術であり安全性に優れています。
オステオパシーと聞くと感覚的なテクニックを想像しますが、ミッチェルMETは視覚認識による診断を重視し、誰もが評価できる客観的な診断によるテクニックとなっています。
診断や治療がとても理論的であるというだけでなく、制限を生んでいる関節と筋肉、筋膜そしてそれらにかかわる神経系など体性機能系全般に働きかけることができ、とても包括的なアプローチで脳と筋の再教育と言って良いでしょう。またクライアンとにも術者にも無理をかけないという優れた特徴をもっています。
従来教えられてきた筋肉エネルギーテクニックは、ストレッチの様であったり、バリアに追い込んだ状態からの筋収縮でしたが、ミッチェル筋肉エネルギーのスタートポジションは中立位のポジションで、周りの組織の弛緩したポジションにて関節を動かしやすい状況からのスタートであり、このスタートポジションこそとても重要なポイントにもなっています。

筋肉エネルギーマニュアルの書籍に関する事や、
ミッチェルMETの情報は筋肉エネルギーマニュアルのX(旧twitter)を御覧ください。
https://twitter.com/mitchell_met_JP

講師:小嶋 智, MRO(J)

テキスト
『筋肉エネルギーマニュアル第1巻』
『筋肉エネルギーマニュアル第2巻』

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全10回シリーズ(第2日曜日 9:30-16:30) 

第1回→済2024年5月12日原理・概念・フライエットの法則(NSR・FRS・ERS)・診断システム
第2回→済2024年6月9日10ステップスクリーニング 歩行観察 5~6章 バリアコンセプト 2章
第3回→済2024年7月14日ステップ9の続き~・7章 OA解剖と生理 頭部うなずきテスト 平行移動テスト 大きな制限と小さな制限 斜方平行移動テスト 回旋位垂直平行移動テスト 眼頚反射 ガイマンスの呼吸における側屈筋の緊張 ESR FSR
第4回→済2024年9月8日OA復習 AA解剖と生理 AA回旋テスト 座位での回旋テスト 側屈位での回旋テスト ESR  FSR
第5回→済2024年10月13日OA/AA復習 典型的頚椎C2~C7生理学 急性斜頭の施術 仰臥位平行移動テスト ERS FRS
第6回→済2024年11月10日仰臥位テクニック・ターバン・テクニックERS・頚長筋テクニックFRS・頚部能動呼吸テクニックART
第7回→済2024年12月8日体幹のランドマーク 胸椎3つの法則 胸骨・縦隔 肋骨 鍵となる肋骨 呼気/吸気制限
第8回→済2025年1月12日肋骨 構造的肋骨 ART
第9回→済2025年2月9日肋骨骨内ストレイン・肋軟骨機能的分離・胸椎分節機能障害 上部胸椎 坐位ターバン・テクニック・修正頚長筋テクニック
第10回→済2025年3月9日下部胸椎・腰椎の評価と分節運動 ERS 50ステップ /FRS 500ステップ・499ステップ NSR/FRS/ERS側臥位

定員:JCO正規学生、JCO単科生を含め合計18名

セミナー会場:ジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシー
167-0053 東京都杉並区西荻南2-26-2 地図
★会場は土足厳禁です。スリッパ等、室内履きのご持参をお願い致します。
★校舎敷地内は禁煙です。なお住宅街でもあるため近隣での喫煙もご遠慮下さい。

◆講義中、携帯電話は、電源オフまたはマナーモード(音なし)にしていただきますようお願いいたします。