JOA Journal No41
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開業報告 JCOの諸先生方や、経営セミナーなどでも「ターゲットを明確にする」ということが重要だと口を揃えて仰っ ただでさえ少ない事務所利用可の物件でも、「不特定の来客がある」というだけで、ほぼはじかれる。このことはこの業種の物件の見つかりづらさの象徴でもあるだろう。 もちろんはじかれないところもあるにはあるが、ここには決められないな、そういう物件ばかりだった。 最終的に二つの不動産会社で三ヵ月ほど探していたが、しまいに担当から「もうここしかありません、もう無理です。」と泣きつかれてしまう。 いま冷静に考えてみても、担当が出し惜しみをしていたわけでもなく、面倒と思われていた訳でもなく、本当のことを言っていたのだろうと思う。 ちなみに、事業用の物件の弾数自体が少ない上に、探していた浦和区は「都市開発が進んでいて大家側が強気」と、どの不動産会社も言っていた。 そういう側面からも、より目当ての物件が少なかったのかもしれない。 このあたりは賃貸物件である以上、時期や地域差、タイミングが絡んでくるだろう。 それともう一つ。 賃貸物件の性質とは全く違った側面で、物件がなかなか決められなかった理由がある。 それは「自分自身どういうビジョンを持って探しているのかという面が非常に甘かった」ということだ。 ていたが、まさにそこに甘さがあったのだと思う。 つまり自分は「こういうふうに働きたい」というビジョンを棚卸し、明確にすることがあまりできていなかったからこそ、選ぶ基準も曖昧になってしまっていたのだ。 とはいってもあの時ビジョンを考えていなかったわけではもちろんないし、探しながらビジョンに鮮明さを帯びてくるということもあるだろうから、ビジョンが決まるまで考え続けて動かないほうが良いかどうかはわからない。 そのあたりは自分に合う方法でやっていけば良いと思うが、卒業後にすぐ開業をしたいのであれば在学中から、 “実際に物件を探しながら” ターゲットやビジョンについて考えることをお勧めしたい。 結局、私はさいたま市の大宮区というところで及第点の物件を見つけ、そこで開業をした。 現在もスポーツジムでの仕事と並行して行っているが、前述した「三㎞ルール」にサブで活動している店舗は抵触してしまうため、そこからは撤退した。

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