JOA Journal No41
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●誇張法の治療理論とは? 誇張法研究会(仮称)報告 ●齋藤巳乗先生の説明 JOA会員の皆さん、こんにちは。皆さんの中には、これまでにセミナーやJCOの授業で誇張法を学ばれた方も多いでしょう。また臨床で使われていらっしゃる方もそれなりにおられると思います。 一方で、教わりはしたものの、よく分からなかったために使っていない、という方もいらっしゃるかもしれません。それは2gの圧といわれる、繊細なタッチの感覚が掴めなかったから。あるいは、理屈がよく分からなかったから、かもしれません。 どの構造に対して、どの組織に対して、働きかけているのか? この方法でどうして組織にリリースが起こるのか? 誇張法の概念や治療原理に対するヒント、またテクニックの方法論は、齋藤先生の著書である『オステオパシー誇張法教本』に記されていますが、治療理論の詳細は解説されていません。これは繊細な触診感覚の開発を重視するため、理屈を頭で理解するよりも、感覚を体で理解することを優先してきたという経緯もあるかと思います。 こうした疑問点について、現在の科学的知見も踏まえつつ、妥当な説明ができないだろうかと考え、数名の先生方とディスカッションをさせていただきました。なにか結論が出たというわけではないのですが、考察を深めていく過程を明らかにするのも意味のあることと思い、ここで書いてみることにします。 「悪い方に骨を持っていってどうして治るのか?」 1999年の誇張法セミナー初級編第1回の冒頭で、齋藤巳乗先生は次のように解説されています。 「靱帯は筋や腱よりも強い線維であり、これは骨に付着している。伸ばすと縮み、縮ませると伸びるのが靱帯の性質である。筋肉がなんらかの状態で栄養失調を起こす。栄養障害を起こすと固まる。固まってくると縮む。 縮まると骨を引っ張り、それで骨が歪む。我々は骨を治すのではなく、靱帯を治す。そこをはき違えてはいけない。」 レポート:佐藤 鉄也, MRO(J)

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