JOA Journal No40 2019.夏
28/62

2019年度 日本オステオパシー学会 総会報告 ・2019 AAO学会報告 脳振盪・アルツハイマー病に関する最近の研究成果のアップデート(講義) グリンパティック系に対するオステオパシー的・アプローチ(実技)に関してはAAO学会報告として別途記事がありますのでそちらを参照していただければと思います。 今後老齢化が進むとなると、アルツハイマー予防にもオステオパシーは貢献できるのではないかと思われます。 ・OSCAJ 2020東京のポリクリ現状報告、IOC/IPCが2020東京で求めているメディカルサービスは、グローバルスタンダードなメディカルサービスです。ロンドン・リオと継続してきたフィジオセラピーズ(COPS)の設置を求めて、東京組織委員会と現在もIOC/IPCは協議を続けています。 ですが、東京組織委員会の考え方は、日本にはオステオパシーやカイロプラクティックの法制度が無い為、メディカルサービスに加えることが出来ない、とIOC/IPCの考えとは大きなギャップがあります。2020東京の大会期間中だけ特区として扱うような考えは全くありません。 東京組織委員会のメディカルアドバイザーの方は、グローバルに活躍するアスリートは、オステオパシーもカイロプラクティックも受けてきて知っている、彼らはその即効性も高く評価していて、アスリートからの要望も予想される、その時日本はどのように対応するのか、と訴えていました。(だが日本の法制度の問題も有りますのでとも) なんとか1年でPTを教育してカイロプラクティックやオステオパシーをできるようにならないか?のようなとても甘い考えの発言もありました。 日本でグローバルスタンダードに入るものは、整形のドクターとPTとなるでしょう。ただ、東京組織委員会も整形のドクターとPTだけで行うのはとても無理があることは分かっていて、東京独自のやり方でIOC/IPCと交渉しているようです。 日本語が通じない、全く経験もない人たちでのメディカルサービスが、はたしてアスリートファーストなのか、との疑問もあります。経験があり優秀な人材は、既に日本代表チームに関わってしまっていると思われ、このような人材はポリクリニックでは働かないことでしょう。 オリパラではメディカルサービスとそのとなりにフィットネスのブースが通常設けられます。フィットネスエリアは、筋トレのマシーンやフリーゾーンでのストレッチ、及びコンディショニングを行うスペースなのですが、東京組織委員会はアスレチックトレーナー(AT)をフィットネスエリアに置いて、メディカルサービスと連携させる案をIOC/IPCに提案しているようです。ATも国内法は存在せず、グルーバルスタンダードでもないのですが、日本代表チームに関わる人たちと日体協などの組織の関係性が垣間見えます。 同じく国内法の無いATを積極的にプッシュして組み込もうと努力はするが、オステオパシーやカイロプラクティックには消極的、と違いがあります。 なかなか現状難しい状況ではありますが、まだ最後のどんでん返しを狙い、国際的にサポートしてもらうようアプローチしています。ロンドンオリパラの、オステオパシー部門のヘッドであったOSCA UK代表のシメオン先生から、東京組織委員会へ公式な推薦レターを送ってもらいました。OSCA UKだと組織として小さいので、OIAに日本の現状を伝えOIAからも東京組織委員会に公式レターを送っていただきました。さらにリオオリパラのオステオパシー部門ヘッド、ジャクソン先生にも公式レターを送っていただきました。

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る