ハンガリー小児領域セミナー参加報告 もちろん、感覚統合不全は、子供の成長段階、そして成人した大人でも、ストレスの蓄積により「覚醒」のレベルが変化しうります。私も子供の頃はなんともなかったけれど、気づかないうちに「閉所恐怖症」ぎみの症状があります。さらに時々、きつい下着を着るのが苦痛になったり、洋服の縫い目やタグが皮膚に触れる感覚が異様に敏感になってしまうこともあります。それは疲労が溜まっている時には顕著に出てくるので、身を以て納得できました。子供も大人も、個性なのか、ボーダーなのか、医療機関の介入が必要な状態なのか、 レベルは違うであってもこのプログラムで学んだ「感覚統合」のテクニックを駆使することによって、生活の中の不快指数を下げるお手伝いができるのではないかと期待しています。 3日目はオルシ先生のご自宅兼クリニックでの実習でした。ハンガリーのセラピストたちと合同でクライアントたちをグループセッションするという内容でした。例えばひとつのグループは、4人のクライアントファミリー (父、母、兄弟)に対して6-8名のセラピストが担当しセッションしました。私はこういった何人ものクライアントとセラピストが同時に施術する方法は初めてでしたので、とても新鮮でした。はじめは何をしたらよいかわかりませんでしたが、場の雰囲気とメンバー全員がメルディング(Melding)していくと自然に触るべき場所がわかってくる。セラピストそれぞれが目配せや空気感を読んで、クライアントのどの部分にアプローチするかがわかってくる。最後には、言葉の壁を通り越して「心地よい場の空気」を全員で作り上げ、健全なセッションをつくりあげることができたと思います。 ブダペストは「ドナウの真珠」と言われるほど美しい街だと聞いていましたが、まさしくその通り、木々とお花、統一感のある古き良き建物が調和された素晴らしく美しい街でした。 最終日は、王宮や市場などにも出向き、観光も楽しめました。「教会でクラシックコンサートを聴く」という私のかねてからの願いも叶いました。王宮エリアにある、かつての王様が戴冠式や結婚式を挙げた由緒あるマーチャーシュ教会(13世紀半ば建造)での弦楽団のコンサート。石のドームに響く音色が身体中の細胞をも共鳴させ、心が洗われました。また、1881年から続くヨーロッパ最大規模の温泉・セーチェ二温泉にも行きました。ぷかぷか水に浮きながら交代で水中SERの施術をしあいました。こちらも魂が磨かれたような素晴らしい経験でした。 施術家が集まる研修旅行は、たとえ途中で身体のトラブルがあっても誰かにサポートしてもらえるのはありがたいですね。時にはカフェで、時には橋のたもとで、時には教会の前の広場で鐘の音色を聴きながら、時には歴史ある温泉の中で。。。 素晴らしい仲間、エキサイティングなセミナーをしてくださったオルシ先生、そして、今回のセミナー開催のきっかけをくださった平塚名誉会長にあらためて御礼申し上げます。
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