JOA Journal No39 2019.冬
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小児イベント おかげさまで参加を募ってから数日で定員になったらしい。本当なら20人までとは言わず何人でもと言いたい。それでも借りる教室のキャパシティーを超えてしまうから、20人までということになっている。前回もしキャンセル待ちで参加できなかった方がいたのなら、次回こそ参加してもらいたい。ぜひ一緒に小児オステオパシー治療について考えたいと思う。 今回の夕べは3本立ての構成で行われた。①前回のトークで提案があったデモ治療②事前にJCOの学生さんから募った質問への回答③参加者からの質疑応答-である。 デモ治療では、生後8ヶ月の頬がぷっくりとした笑顔の可愛い男の子が参加してくれた。治療当日の数週間ほど前から幾度かメールのやりとりをして、大まかな問診は済ませておいた。男の子のお母さんからのメール内容を、かいつまみながら紹介したい。 「現在体重9㌔。お産は3時間の安産。以前にかかった病気は特になし。気になっているのは鼻。いつも詰まっていて、痰が絡んだようにゼロゼロしていることもあります。自分も小児喘息だったし、慢性鼻炎なので、オステオパシーはどうかと思いました。身体の動きでは検診で左の股関節の動きを指摘されたことがありますが、かかりつけ医からは個人差の範囲内との見立てでした」 「子どもの股関節の動きは、保育園の担当医からだけ指摘されました。私たちには見ても触っても違いはわかりません。 子どもの動きを見ていても、違和感はないのです。 鼻が詰まるのと食べ物の関係はなさそうです。いつも詰まってます。冬場加湿器を入れても、吸い取ってやっても、気が付くと詰まっています」 男の子のお母さんの要望として、①鼻からの呼吸に関しての改善②股関節の可動域のチェック-が挙げられた。またメールによる問診から、寝る時は親指をしゃぶりながら下半身は横向きから半分うつ伏せ位で寝ることが多く、 4ヶ月頃まではうつ伏せが大嫌いであったことを把握していた。 治療の当日は、メールでの問診を再確認して笑顔で触診に入った。骨盤の右側に前方への捻れが見られ、左側は後方に位置して動きが少なくなっていた。それに加えて恥骨が結合する関節の位置にも同様の傾きが見られ、触診で痛みを感じているようだった。腰椎の3番と4番が右方向に側屈して、左方向に回転している。うつ伏せを促すと首がつらそうで、嫌そうな顔になっていた。また首の上方部と頭を触られるのを嫌っていた。頚椎にも腰椎同様のパターンが見られた。 続いて検査をしながら同時に治療にも入る。私は自分が笑顔から硬い表情になったの感じた。20人の参加者にモニターされながら治療するプレッシャーと格闘していたからだ。お世辞にも講師とは言えないほど「ベビーな」自分が、機会を得て赤ちゃんとの真剣治療に挑んだ。最初の20分は泣きやまない男の子に向き合いながら「根本的な原因箇所」を探してみたが、ピンポイントで見つけることは出来なかった。首の上部の捻れに関して、さらなる触診と治療を続けた。

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