JOA Journal No39 2019.冬
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JOA副会長 七海 仁一 わいせつ行為に関して 近年オステオパシーの施術についてJOA事務局及び地方に居る私の所にも警察からの問い合わせが来る事が有り、ちょくちょく耳にする「わいせつ整体師」「わいせつ柔整師」「わいせつ歯科医」の事件内容に絡めてその背景を分析し、業界を牽引するオステオパスとして、JOA会員として問題が起きないように強く意識して頂きたいと思い、ペンを執った次第です。具体的な注意は最後に掲載するのでしっかり読んで頂きたいと思います。 学会事務局に問い合わせが来るのは大体がその施術内容についての事が多く、乳房付近に関しての接触、恥骨周囲、陰部付近の接触、膣内への指の挿入等、警察から示される現場の再現写真や内容を確認すると、その手順や手の使い方がオステオパシーの施術や内臓マニピュレーション等というものではなく、単なるわいせつ行為だという事が分かりました。実はこういった事例は20年以上前より何度も発生しており、特にバラルの内臓マニピュレーションのテキストが出てから膣内挿入事件が何件も発生しており、取り調べにおいては「この本に書いてあるからこの通りにやった」という証言をするので、警察から当時の平塚晃一会長に問い合わせが何度も来ていて、その度に「オステオパシーの治療としては存在するが、日本の倫理上そのような行為はやってはいけないことで、日本では明らかにわいせつ行為である」という説明をして供述調書にもサインし、学会会報でも注意喚起をしてきました。 情報を元にプロファイリングすると、特徴としては比較的にベテランの施術者による犯罪が多く、開業して長く営業しており、社会的信用も得て患者さんにも信頼されていると勝手に思い込み、少しずつスキンシップを深いものにし、「このくらいは許されるんだ」という成功体験が徐々にエスカレートしていく傾向があるようです。昨年大阪で逮捕された整体師なども42歳で、何年にも渡り複数の女性にわいせつ行為を繰り返していたようで、訴えにより警察が捜査に入って顧客名簿から聞き取り調査したら十数人から同じような訴えがあり、何件起訴されるかわからない常習犯罪者として摘発されております。 私の所に警察が聞き取りに来たケースは整体師50歳代半ばで自称”オステオパシーカイロプラクター”。やはりベテラン風で堂々としており、本人が「オステオパシー施術をしました」と言っている為に刑事が私の所に来て、マネキン人形を使った再現写真を見せてくれました。写真を見たら、乳房の上なども触っているし、大腿部の内転筋付近も丹念に触っていて、主訴は肩こりらしいのですが首周りはさらっと流し、胸周り、股関節周りを丹念に触っているようでした。下着に手を入れたりは無かったようですが、刑事に「オステオパシーはこういった施術を行うのですか?」と聞かれ、私は「オステオパシーはこんなやり方はしません」と言って、オステオパシーの施術の説明をし、その内容は20枚くらいの供述調書にまとめられ署名捺印もしました。 明らかにわいせつ行為を行うなど絶対いけない事ですが、真面目にやっているのに疑われるような事がないとは限りません。セミナーで教わったからと何でも実践して良い訳ではありません。 強制わいせつとは暴力や脅迫によりわいせつな行為を行う罪であり、今回のような場合は準強制わいせつとなりますが、暴力や脅迫は伴わないが、個室の中や閉鎖的空間で簡単に逃げられない状態でわいせつ行為を行う罪で、患者さんがベッドで寝ている間にわいせつ行為に及ぶことは完全に逮捕されます。昔は親告罪で、訴えなければ罪に問われなかったのですが現在は事実があれば示談後でも逮捕されます。 日本国内でのオステオパシー施術においては膣や子宮、直腸へのダイレクトなコンタクトは絶対禁止事項。 恥骨周辺の圧痛点の検査や大腿内側の検査と治療、腹部への接触、胸部の肋骨、胸骨の検査と治療等、必ず患 オステオパスとして順守すべきこと 準強制わいせつ事件の背景と

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