JOA Journal No39 2019.冬
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小児オステオパシー研究会活動 昨年、JOFの理事会の認可をいただき、日本における小児オステオパシーの発展、普及のための研究会を発足いたしました。JOA名誉会長の平塚晃一先生を筆頭に、小児・妊婦のケアに興味のある有志が集まり、現在、2ヶ月に一度の第2日曜日に学ぶ場をもっております。 先日の1/13には第4回目が行われ、各自、小児に多いトラブルについて症例報告をまとめ発表し合いました。症状に関する鑑別診断、原因、医療機関での診察、検査、対応など、そしてオステオパシー的観察、診断、施術の内容、施術後の反応、変化、結果などを、経験豊富な先生方は経験談を交え、経験の浅い先生方は知識から予測したアプローチ方法の発表をいたしました。 筆者大迫は今回「便秘」に関する2つの症例を報告しました。ひとつは、生後3ヶ月の男子。オステオパシー的観察をすると、腰椎部、骨盤部、OAの圧縮が強く見られました。首がすわったばかりの状況で、抱っこの方が機嫌がいいのでつい抱っこの時間が長くなってしまったことが原因で、脊柱の垂直軸圧迫が見られました。抱っこの保持の圧のせいか、仙腸関節もロックしていました。腰部と骨盤の圧縮をリリースした途端に腸が反応をはじめました。もうひとつの症例は、3歳3ヶ月の男子。触診のほかに問診をしたところ、3ヶ月前に弟が生まれ母親が長男に目をむける時間が減ってしまったこと。食事も監視が行き届かず、トイレ申告もうまくいかなくなってしまった状態でした。この場合は、CSTで仙骨へのアプローチを行い、自律神経を整えるようにケアを行いました。仙骨とお腹に手を当てていると冷たかったお腹に体温が蘇り、すやすや眠りだしてくれたことが印象的でした。上記の2例は、理由原因は違えども「便秘」という症状が起きておりました。便秘には様々な原因がありますが、通常、慢性便秘の場合、医療機関ではどんな「原因」であれ、対処としては綿棒による肛門刺激、浣腸、薬剤投与などが一般的です。原因をみつけ、しかるべき対処をしていかなければ、便秘は慢性化してしまいます。なるべく子供たちへは薬に頼らず、気持ちの良い刺激で、成長促進にも役立つサポートを提供していくことが我々の役目だと思います。今回は、微力ながらもオステオパシー的サポートがとても役に立った好例でした。 施術経験豊富なオステオパスであれども、繊細な小児や妊婦を扱う場合は、細心の注意と確固たる知識が必要です。小児や妊婦は、予期せぬ想定外の反応・変化も多く見られるからです。残念ながらオステオパシー施術は国家資格ではないため、万が一何か問題が起きてしまった場合の立場を考えると、慢心した態度での安易な受け入れは大変危険です。そのため、この研究会の参加規定が「MRO(J)保持者であること(現在保持していなくても将来取得の意欲がある者)」「オステオパシー専門の保険に加入のこと」と少々ハードルが高くなっております。小児・妊婦施術の安易な受け入れにより、他の手技療法界隈では、ニュース沙汰にはならない各種事故やクレームが多々発生していると聞きます。「オステオパシーは安全で健全な施術である」ことを証明するため、また、 大迫 由香

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