JOA Journal No38 2018.夏
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今日まで母乳栄養の便益はその内容物に帰するといわれてきた 母乳栄養、哺乳の真の矯正歯科的便益は、幼児の顎の急速な成長期において、母乳栄養 母乳栄養はヒトの気道の入口を形成する顎の適切な発達を助ける 哺乳瓶やおしゃぶり、指しゃぶりは顎や気道をゆがめる 出生6ヶ月は特に母乳栄養がよい 2018 AAO学会参加報告 この障害は幼児から始まるケースが多く、アメリカ小児学会のガイドラインによると、すべての小児はいびきに関するスクリーニングを受けるべきであり、いびきをする子どもは睡眠に関する検査を受けるべき、とされています。これに関連する情報として、気道の入口を構成する顎の正常な発達において、乳幼児期の哺乳による影響も指摘されていました。 また、呼吸パターンの変化によって、頭や顎(歯)、舌の位置が変化する可能性があります。 顎の問題についてみていくと、顎関節機能障害は我々も診ることの多いものだと思いますが、睡眠専門医のリサーチによるとその原因の一つである歯ぎしりについては、気道が妨害されることも要因の一つとなっている、とのことでした、他の要因としては、慢性疼痛や全身性の炎症、エルラー・ダンロス症候群があります。こうした要因まで見極めて治療法を選択するとのことでした。このうち全身性の炎症に関しては、多くのケースで糖の摂り過ぎがみられるということで、炎症を抑える食事のアドバイスを行うことも多いようです。 こうした睡眠呼吸障害や口呼吸の問題、顎や歯の問題を抱えるクライアントは、オステオパシー医を受診するとは限りません。歯科や睡眠専門医を受診することも多いでしょう。そのため、カンティエリ先生は、耳鼻咽喉科や歯科など他の医療専門職と恊働して治療にあたっているとのことでした。いくつか臨床ケースを紹介していただきましたが、ある患者は矯正歯科治療のみで主訴である顎関節の痛みが解消されるとともに、前方頭位などの姿勢の問題にも改善がみられました。また別のケースでは筋機能療法という舌や口腔の筋の機能訓練によって、これまで矯正歯科治療で効果がなかった症状(早朝の頭痛や疲労)が改善されています。このように必ずしもOMTに拘るのではなく、一次要因を識別し適切な治療を施すことで効果的に治癒へと導くことができます。 母乳栄養の顎への矯正力としての有効性 : の力は顎に影響を与えるので、顎の機能における初期の予防整形外科医療となる。 口呼吸(日中および夜間)/前方頭位/波形舌/苔舌/歯ぎしり/中顔面の不完全性/下顎の不全/狭い、または崩れた歯のアーチ/アーチ型口蓋/扁桃およびアデノイド肥大/耳の管/疲労/舌の位置の下方変位/扁桃およびアデノイド摘出術後の睡眠時無呼吸の再発 Funct Orthod. 2001 Fall;18(3):24-7. Breastfeeding is early functional jaw orthopedics (an introduction). 講義では、気道と顎関節(Airway and TMJ)の動画が紹介されていました。英語版しかないのですが、口呼吸による舌、顎への影響、また頚椎カーブの変化などを視覚的にイメージできると思いますので、参考にしていただければと思います。
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