JOA Journal No38 2018.夏
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ケアをさせて頂いたクライアントの中で、面白かった症例をご紹介したいと思います。 症例1: 21歳 男性 某大学陸上競技部員 ハーフマラソンの部にエントリー。 レースの途中で右膝に痛みが発生。段々と痛みが大きくなり、完走できずにリタイア。 検査をしてみると、右膝そのものに加えて右骨盤部分の問題が大きく、右の腸腰筋と大腿筋膜張筋の緊張が顕著。 滑液量の異常や炎症などはなし。右膝半月板の動きが悪く、周辺の筋群の緊張大。おそらくレース以前からの身体のクセとして、右の腸腰筋の問題などから大腿骨の捻れが発生し、右膝にも捻れが生まれてしまって、その負担が局所に蓄積、発現したと考えられる。それを取り除きその状況を説明すると、痛みが軽減。「実は2週間前から股関節に違和感があったんです。なんでわかったんですか!?」と驚く。「来年もこのブースが出てるので、来年はレース前にも来てケアしてから走るようにして下さいね。」 と宣伝をして終了。 身体を1つのユニットとして診るオステオパシーの醍醐味が現れた例でした。 症例2: 8歳 女性 小学生 小中学生の部3kmにエントリー。 数日前の練習から、左足首に捻挫をしたような痛み。捻ったりぶつけた記憶は一切ない。痛いのでテーピングで固定をして欲しいとの依頼。話を聞く限りでは、左足首周りのストレインが起こっているのではないかと予想できる。そのためテーピングはせずに、SCSを中心にストレインの状態を解除。その時点で軽く走って貰うと、痛みはほとんど消えていた。だだ、当初の希望ということもあり、心理面の効果も期待して、その後に一応テーピングを行う。ホワイトテープによる固定ではなく、伸縮テープによって足関節の動揺を予防するだけの意味合いのフィギュアエイトを巻く。その後、レース後に再びブースを訪れ、「レース中は全く痛みのことを忘れてました!」 とお礼を言って頂けました。 テーピングというのは、物理的な作用だけではなく、心理的なサポートを期待して巻くということもあります。 「ちゃんとテーピングをしたから大丈夫!」という心理的な安心感から、プラスの影響がもたらされるということなのですが、今回はまさにそれを使った例でした。本当は手技のみでカタが付いていたのでテーピングの必要はなかったと思いますが、素直な子供ということもあり、テーピングしてるから大丈夫!という安心感がサポートとしてプラスに働いた部分もあったのではないかと思います。 立川シティハーフマラソンでのサポートは、OSCAJとしては毎年継続して参加していく予定で考えています。スポーツの現場でサポート実績を重ねると同時に、地域へのオステオパシーのアピールとしては絶好の場となるので、また来年以降もぜひ参加できればと思っています。 立川シティハーフマラソンケア

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