JOA Journal No37 2018.冬
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ドイツの小児オステオパシー紹介一昨日あたりから、雪がしんしんと降りつもる寒い昼。暖かい部屋の窓越しに外をみると、ベランダに据え置きにしてある木製の机の上は、真っ白にお化粧されていた。ここ数日間、横浜に住む古き友人が奥さんを連れて、ここミュンヘンにある自宅を訪れていた。つい数時間前までは、人の温もりと楽しい声でいっぱいだったのに、ずいぶんと静かに落ち着いてしまったものだ。その夫婦が言うには、電車で4時間半かけてスイスに入り、その次の日には、もっと奥の方にそびえ立つ4000メートル級のアルプス山の麓で、熱々のどん兵衛を食べて迎えるらしい。いかにも二人らしいなと思った。その友人と、昨日の夜まで白ビールやホットワインを片手に語り明かしていたからだろうか、今日の夕方になってもフワフワして宙に浮く感覚の中、この原稿を書くことにした。1週間前にJOAの会長から頼まれた原稿を書き終えないことには、気持ち良く年越しが出来ないと思っていた。この瞬間も、東京でのオステオパシー活動が、どのようだったか振り返って見ると、自分が思っていたより意外と早く思い出すことが出来た。西荻窪駅の近くにある焼き鳥屋の煙や熱燗の匂い、沖縄料理さんで働いていたお姉さんの笑顔が映像化されて、頭の中に浮かんでは消えていく。過ぎ去る一年は、光の速度のごとく過ぎ去っていくけれど、今年も人様の力をお借りして、本当に沢山の失敗と経験をさせてもらった。自宅のリビングにある白い机の上にあった、自分のスマホのスケジュール帳を読みおこす。2017年の12月12日の火曜日の5時から、「小児オステオパシー」に関するトークがあったと記されていた。師走の忙しい夕方からスタートということで、東京近辺で活動する同業者であるオステオパスも、忙しく働いている時期に開催することに少々恐縮していた。心配していた自分の心とは裏腹に、当日は約20人程の有志が集まって、己の拙い話を聞いてくれた。そして沢山の意見と経験を伝えてくれた。そんなに多くの同業者や先輩が集って、小児施術に対して、そこまで興味があるとは、正直予想は出来ていなかった。集まってくれた沢山の有志へ、ここでもう一度感謝をしたい。小児オステオパシー治療と言うと、大人を施術することとは大きく違うかと思うかもしれないが、意外とそうでもない。オステオパシーを深く理解する読者にとって、釈迦に説法であろう。しかし、オステオシーの醍醐味である原則を根底に施術を行うことが大前提であることは理解されるであろう。歳の数が少ないクライエントに対しても、「なぜこの目の前にいる人間が、この健康問題と直面し、なんで今それが起きているのか」を考えることが重要であることに変わりはない。その問いの答えを見つけだすには、相手の生活パターンを理解しながら、その置かれる環境内で、身体がどのような状態に置かれているのかをイメージしながら、すべての施術プロセスを進めていく。人間、イメージ出来ないものは、現実にすることは不可能に近い。それは、僕らの施術においても同じことが言えるのではなかろうか。そのほかに必要とされるのが、相手に具体的に質問する力だったり、伝える力が必要とされる。細田裕二BSc, BSc.Ost, MSc.Paed西荻窪の冬、暖かくなれた冬。
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